システム戦略の用語

全93語。

3C分析 3C Analysis(Customer・Competitor・Company)

顧客・競合・自社の3つの視点から事業環境を分析する手法。
⚠ データマイニングの手法ではなく、経営戦略の環境分析。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

ABC分析 ABC Analysis

商品を売上の多い順に並べ、累計比率でA・B・Cの3ランクに分けて重点商品を見極める手法。
⚠ マーケットバスケット分析は商品同士の組合せを見る。ABC分析は「累計比率」「3ランク」が目印。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

As-Isモデル あずいずもでる

業務と情報システムの現状の姿を表すモデル。
⚠ To-Beモデルは理想を表す。「現状」ならAs-Is。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

ASP Application Service Provider

業務用アプリケーションをインターネット経由でレンタル提供する事業者やサービス。
⚠ SaaS と同じ系統。システムインテグレータ(一括請負)とは別物。
外部委託(アウトソーシング)の使い方とリスク

汎用的なアプリケーションの機能を、ネットワーク経由で複数の顧客に提供する事業者。
⚠ ハウジング(場所を貸す)、ホスティング(サーバを貸す)、BPO(業務を請け負う)ではない。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

BI Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)

社内外に蓄積した大量のデータを加工・分析し、経営の意思決定を速く的確にする手法や仕組み。
⚠ BPR(業務の抜本的な作り直し)、BPM(継続的な業務改善)、EAI(システム同士の連携)。「蓄積データを分析して意思決定」ならBI。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

BPM Business Process Management(ビジネスプロセスマネジメント)

業務プロセスについて分析・設計・実行・改善のサイクルを回し、継続的に改善していく管理手法。
⚠ BPRとの違いは「継続的」かどうか。目的を問われたら答えは「業務プロセスの継続的な改善」。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

業務の流れを見える化し、改善サイクルを回して継続的に改善する手法。
⚠ BPRは一度に根本から作り直すもの。BPMは「継続的」が目印。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

BPMS Business Process Management System(ビジネスプロセスマネジメントシステム)

BPMを支えるITツールで、業務の流れを設計・実行・記録・分析できる。
⚠ フェーズを問われたら、振り返りが検証、シミュレーションを基にした見直しが改善。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

BPO Business Process Outsourcing(ビジネスプロセスアウトソーシング)

管理部門やコールセンタなど特定部門の業務プロセス全般を、業務システムの運用と一体で外部に委託すること。
⚠ IaaS(サーバを借りる)・SaaS(ソフトの機能を使う)は IT 資源だけの利用で、業務プロセスは含まない。
外部委託(アウトソーシング)の使い方とリスク

総務・人事・経理などの業務プロセスを、まとめて外部の事業者に委託すること。
⚠ ASPがアプリの機能を提供するのに対し、BPOは業務そのものを請け負う。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

BPR Business Process Reengineering(ビジネスプロセスリエンジニアリング)

顧客視点とITの活用で業務プロセスを根本から再設計し、コスト・品質・サービス・スピードを劇的に改善する手法。リエンジニアリングとも呼ぶ。
⚠ BPMは継続的な改善、BPRは一度の抜本的な作り直し。「抜本的・劇的」ならBPR。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

これまでの慣行にとらわれず、業務プロセスを根本から作り直してコストや品質を改善する手法。
⚠ BPMは小さな改善を繰り返すもの。BPRは「抜本的」「再構築」が目印。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

BYOD Bring Your Own Device

従業員が個人で所有する情報機器を業務に使うこと。
⚠ 会社から貸与された端末を使う場合や、私物を私的に使う場合はBYODではない。「個人所有×業務」の組み合わせで判断する。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

CRM Customer Relationship Management(カスタマーリレーションシップマネジメント)

顧客データベースを基に、販売から保守・問合せ対応まで顧客との関係を一貫して管理する手法。
⚠ 「顧客」が主語ならCRM。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

顧客情報・購買履歴・クレームなどを一元管理し、顧客との良好な関係を築く仕組み。
⚠ SFAは営業活動の効率化。CRMは顧客との関係が目的。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

CSR調達 Corporate Social Responsibility 調達(企業の社会的責任に基づく調達)

環境や人権などへの配慮を調達基準として示し、調達先に守るよう求めること。
⚠ 最安値の購入、調達先の複数化、EDIによる効率化はCSR調達ではない。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

DFD Data Flow Diagram

業務やシステムを、データフロー・プロセス・ファイル・データ源泉/吸収の4要素で表す図。
⚠ EAと同じく「4つ」なので混同しやすい。中身がデータの流れの要素ならDFD。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

EAI Enterprise Application Integration(エンタープライズアプリケーションインテグレーション)

社内にある別々のシステムをつなぎ、データや処理を統合する仕組み。
⚠ BIは分析が目的。EAIは「システムを連結する」が目印。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

EA参照モデル いーえーさんしょうもでる

EAを作るときに参考にする、分類の枠組みや標準のひな形。
⚠ 理想の姿そのものを表すモデルではない(それはTo-Be)。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

EC Electronic Commerce(電子商取引)

インターネットなどの電子的なネットワークを使って商取引を行うこと。
⚠ ERP・SFAの定義問題で誤りの選択肢として出る。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

EDI Electronic Data Interchange(電子データ交換)

企業間の取引データを、標準の規約に沿って電子的に交換すること。
⚠ 社内の申請・決裁ならワークフローシステム、企業間のデータ交換ならEDI。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

受発注・出荷・請求などの取引データを、企業間で決まった形式で電子的にやり取りすること。
⚠ オムニチャネルやCSR調達の誤りの選択肢として出る。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

ERP Enterprise Resource Planning(エンタープライズリソースプランニング)

生産・物流・販売・財務・人事などの基幹業務の情報を一元管理し、経営資源の全体最適を図る仕組み。
⚠ 「経営資源」「一元管理」ならERP。BPMの目的(継続的な改善)とは別物。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

生産・販売・在庫・会計・人事などの基幹業務を統合管理し、企業全体の経営資源を有効活用する仕組み。
⚠ SCMは複数企業にまたがる供給の流れ。ERPは主に1社(グループ)の中の基幹業務。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

会計・人事・生産など企業の基幹業務を統合的に管理し、経営資源を有効に活用するための仕組み(ソフトウェアパッケージ)。
⚠ SaaSの問題で誤りの選択肢になる。ネット経由の利用形態の話ではない。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

EUC End User Computing(エンドユーザコンピューティング)

利用者自身が表計算ソフトや簡易データベースで情報を参照・加工し、業務をこなすこと。
⚠ IDEやプロトタイピングは開発者側の用語。情報システム部門主導の開発はEUCの逆。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

IaaS Infrastructure as a Service

サーバの処理能力や記憶容量など、システムの基盤をネットワーク経由で借りるサービス。
⚠ SaaS はアプリの機能を借りる。キーワードが「サーバ・処理能力・記憶容量」なら IaaS。
外部委託(アウトソーシング)の使い方とリスク

サーバ・ストレージ・ネットワークなどの基盤(仮想マシン)をネット経由で借りる形態。
⚠ OSから上を自分で管理するのがIaaS、OSまで事業者が用意するのがPaaS。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

IDE Integrated Development Environment(統合開発環境)

エディタ・コンパイラ・デバッガなどの開発ツールを1つの画面にまとめた開発環境。
⚠ EUCの選択肢に紛れ込むダミー。開発者向けの道具。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

ITポートフォリオ アイティーポートフォリオ

情報化投資をリスクや投資価値の似たもの同士でカテゴリに分け、カテゴリごとに資源配分を最適化する手法。
⚠ PPM(製品・事業への資金配分)と混同しやすい。対象が「IT投資」ならITポートフォリオ。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

KPI Key Performance Indicator(重要業績評価指標)

目標の達成に向けた進み具合を数字で測るための指標。
⚠ KGI(最終目標そのものの指標)と区別する。KPIは途中経過を測る。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

PaaS Platform as a Service

アプリを動かすためのOS・ミドルウェアなどの実行環境をネット経由で借りる形態。
⚠ SaaSは完成したアプリを使い、PaaSは自分で作ったアプリを載せる。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

PDM Product Data Management(製品データ管理)

設計図面や関連ドキュメントなど製品の設計情報を一元管理する仕組み。
⚠ ERP導入効果の問題で、「図面の最新版が分からない」はERPではなくPDMの課題。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

POS Point Of Sale(販売時点情報管理)

レジで商品が売れた時点で、何がいつどれだけ売れたかを記録する仕組み。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

RFP Request For Proposal(提案依頼書)

発注者が委託先候補に、システムやサービスの提案を出してもらうために示す文書。
⚠ 委託先を決める前に使うので計画工程の作業。活用工程ではない。
外部委託(アウトソーシング)の使い方とリスク

ROI Return On Investment(投資利益率)

投資額に対してどれだけ利益が出たかを示す割合。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

SaaS Software as a Service

ソフトウェアを自社で持たず、事業者が提供するアプリの機能をネットワーク経由で使うサービス。
⚠ ASP とほぼ同じ意味で出題される。IaaS は基盤、SaaS はアプリ。
外部委託(アウトソーシング)の使い方とリスク

事業者のアプリケーションを、インターネット経由で必要な機能だけ必要なときに利用する形態。
⚠ PaaS・IaaSとは借りる範囲が違う(SaaSはアプリまで全部)。ERPは基幹業務を統合管理するソフトであり、利用形態ではない。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

SCM Supply Chain Management(サプライチェーンマネジメント)

部品の調達から製品の販売までの情報を企業間で共有し、在庫削減とリードタイムの短縮を図る手法。
⚠ 「供給〜販売の連鎖」「在庫削減」ならSCM。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

調達から販売までの流れを企業の枠を越えて全体最適で管理し、納期短縮や在庫削減を図る考え方。
⚠ ERPは社内の基幹業務の統合。「企業間」「物流」「在庫削減」があればSCM。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

調達・生産・物流・販売という供給の流れ全体を最適化する管理手法。
⚠ SaaSの問題で誤りの選択肢になる。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

SFA Sales Force Automation(営業支援システム)

営業活動にITを使って営業の効率と品質を高め、売上や顧客満足度の向上をめざす仕組み。
⚠ CRMは顧客との関係づくりが中心。SFAは営業担当者の活動・商談が中心。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

SLA Service Level Agreement(サービスレベル合意)

サービス品質の指標と目標レベルを、提供者と利用者で取り決めた合意。
⚠ 料金体系の明文化はコストの話で、品質の取決め(SLA)とは違う。
外部委託(アウトソーシング)の使い方とリスク

To-Beモデル とぅーびーもでる

業務と情報システムの理想、つまりあるべき姿を表すモデル。
⚠ As-Isモデルは現状を表す。「理想・あるべき姿」ならTo-Be。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

XBRL eXtensible Business Reporting Language

財務情報などを記述・交換するためのXMLベースの言語。
⚠ SaaSの問題で誤りの選択肢になる。サービス形態ではなく言語(規格)。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

アウトソーシング outsourcing

自社の業務の一部または全部を、外部の専門業者に任せること。
⚠ BPO はその中でも「特定部門の業務プロセス全般をシステム運用ごと」任せる形。
外部委託(アウトソーシング)の使い方とリスク

アプリケーションアーキテクチャ あぷりけーしょんあーきてくちゃ

業務プロセスを支援する情報システムの機能や構成を体系化したもの。
⚠ ビジネスアーキテクチャと混同しやすい。体系化する対象が「システムの機能・構成」ならアプリケーション。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

アライアンス Alliance(あらいあんす)

企業どうしが目的を共有して提携・協力すること。
⚠ 「劇的な改善」の名前を問う問題で並ぶダミー。提携の意味しかない。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

エンタープライズアーキテクチャ EA:Enterprise Architecture

業務と情報システムをビジネス・データ・アプリケーション・テクノロジの4体系で整理し、全体最適化の観点から見直す手法。
⚠ UML・E-R図・DFDと混同しやすい。「4体系」と「全体最適化」が出てきたらEA。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

オフショア開発 offshore development

人件費の安い海外の企業や拠点にソフトウェア開発を委託して、費用を下げる手法。
⚠ 目的が「人件費の削減」なら BPO ではない。BPO は業務プロセスの委託。
外部委託(アウトソーシング)の使い方とリスク

オムニチャネル おむにちゃねる

店舗・ネット・コールセンタなど全ての顧客接点で情報を一元管理し、どこからでも同じ便利さで買えるようにする戦略。
⚠ チャネルを分けて独立させるのは逆の考え方。複数店舗のPOS分析やEDIはチャネル統合ではない。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

オンデマンド型サービス おんでまんどがたさーびす

利用者の要求に応じて、そのタイミングで提供されるサービス。
⚠ 決まったスケジュールで配信されるもの(プッシュ型)や、事前に生産して販売するものとは違う。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

グリーンボンド 環境債

環境保全の事業に使う資金を投資家から集めるための債券。
⚠ グリーン調達と名前が似ているが、資金を集める側の話。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

グリーン調達 ぐりーんちょうたつ

品質・価格を満たしたうえで、環境負荷の小さい製品を環境に配慮する事業者から優先して購入すること。
⚠ グリーンボンドは資金集め、環境ラベルは表示の規格、グリーン電力証書は電力の証書。いずれも「購入」ではない。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

クロステック X-Tech(クロステック)

既存の産業に最先端のITを組み合わせ、新しい価値やサービスを生み出す取組み。
⚠ ERP(基幹業務の統合管理)、B2B(企業間の取引)、キュレーション(情報をまとめて提供)とは別の概念。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

クロス集計表 くろすしゅうけいひょう

2つの項目を行と列にとり、交わるマスに件数などを入れて2軸で比べられるようにした表。
⚠ 1行ずつ縦に並べた一覧表は、同じ数字でも2軸の比較がしにくい。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

コアコンピタンス Core Competence(こあこんぴたんす)

他社がまねできない、自社独自の中核となる技術や能力。
⚠ 「他社より優越した独自の強み」ならこれ。BPRの説明ではない。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

コンジョイント分析 Conjoint Analysis

価格や機能などの組合せを示し、顧客がどの属性をどれだけ重視するかを測る手法。
⚠ マーケットバスケット分析は「実際に一緒に買われた商品」の組合せ。コンジョイントは「属性の好み」。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

コンタクト管理 こんたくとかんり

SFAの機能の1つで、顧客訪問日や営業結果などの履歴を管理して営業に活かすもの。
⚠ 問合せへの回答やノウハウの共有ではない。キーワードは「履歴」。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

サービスプロフィットチェーン サービスプロフィットチェーン

従業員満足→定着・生産性→顧客サービス→顧客満足→顧客ロイヤルティ→売上拡大と続く因果の連鎖。
⚠ 顧客満足(先)と顧客ロイヤルティ(後)の順序を取り違えやすい。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

サービス品質指標 さーびすひんしつしひょう

稼働率や障害復旧時間など、サービスの品質を数値で測るための目安。
⚠ 費用の妥当性を測る指標とは違う。品質低下リスクへの対策で使うのはこちら。
外部委託(アウトソーシング)の使い方とリスク

ザックマンフレームワーク Zachman Framework

EAを「誰の視点か」と「何を描くか」の表で整理する、EAの元祖といえるフレームワーク。
⚠ To-Beのような理想像のモデルではなく、整理するための枠組み。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

システムインテグレータ system integrator(SIer)

情報システムの企画・構築・運用などを一括して請け負う事業者。
⚠ 「業務の一部を得意な外部に委託する」はアウトソーシング、「アプリをネットでレンタル」は ASP/SaaS。
外部委託(アウトソーシング)の使い方とリスク

タレントマネジメント たれんとまねじめんと

社員のスキルや行動特性を把握し、適切な配置や評価に活かす人事の取り組み。
⚠ SCMの定義問題の誤りの選択肢。「人員配置・評価」ならこれ。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

データアーキテクチャ でーたあーきてくちゃ

業務に必要なデータの内容、データ間の関連や構造を体系化したもの。
⚠ 「4つの分類体系」の空欄はこれ。システムアーキテクチャやソフトウェアアーキテクチャはEAの分類に無い。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

データウェアハウス Data Warehouse

分析に使うため、さまざまな業務システムのデータを時系列で集めて保管しておくデータベース。
⚠ データマイニングはデータから法則を「見つける」手法。データウェアハウスは「蓄積する」入れ物。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

データクラス でーたくらす

業務で使う情報を「顧客」「受注」「製品」のように同じ種類ごとにまとめたもの。
⚠ データ項目(個々の列)ほど細かくない。全社業務モデルではデータ項目まで詳細化しない。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

データサイエンティスト Data Scientist

ビッグデータを分析して事業の価値を生み出す専門人材で、ビジネス力・データサイエンス力・データエンジニアリング力が求められる。
⚠ モデル手法の選択と評価はサイエンス力、システムの設計と運用はエンジニアリング力、事業課題の整理はビジネス力。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

データディクショナリ Data Dictionary

データ項目の名前・型・意味などの定義情報をまとめたもの。
⚠ 名前が似ているデータマイニングとは役割が別。こちらは分析しない。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

データマイニング Data Mining

大量のデータを分析し、人が気づいていない有用な規則や関係を見つけ出す手法。
⚠ データウェアハウス(蓄積)、データディクショナリ(定義情報の集まり)、DFD(データと処理の流れの図)。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

テクノロジアーキテクチャ てくのろじあーきてくちゃ

情報システムの構築・運用に必要なハードウェア・ソフトウェア・ネットワークなど、技術的な構成要素を体系化したもの。
⚠ アプリケーションアーキテクチャと混同しやすい。「技術的構成要素」はテクノロジ、「システムの機能」はアプリケーション。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

トランザクション(ITポートフォリオのカテゴリ) トランザクション

ルーチン化された業務のコスト削減や処理効率の向上を目的とする投資カテゴリ。
⚠ 情報=管理品質の向上(分析・レポート)、インフラ=共有基盤、戦略=競争優位。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

ナレッジマネジメント なれっじまねじめんと

個人が持つノウハウや経験を組織全体で共有し、創造的な仕事につなげる取り組み。
⚠ SCMの定義問題の誤りの選択肢。「知的資産の共有」ならこれ。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

ハイブリッドクラウド はいぶりっどくらうど

自社専用のクラウドと汎用のクラウドの間で、データやアプリの連携・相互運用ができるようにした環境。
⚠ カスタマイズや有償・無償の区分ではない。「専用と汎用をつなぐ」が条件。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

ハウジングサービス はうじんぐさーびす

利用者が所有するサーバを事業者の施設に設置し、場所・電源・回線などを借りるサービス。
⚠ 「サーバの持ち込み」「機種を自由に選ぶ」はハウジング。ホスティングは事業者のサーバを借りる。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

パブリッククラウド ぱぶりっくくらうど

不特定多数の利用者が共有する汎用のクラウドサービス。
⚠ 1組織の専用ならプライベートクラウド。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

バランススコアカード(BSC) Balanced Scorecard

財務・顧客・内部ビジネスプロセス・学習と成長の4つの視点で戦略を目標と指標に落とし込む経営管理手法。
⚠ EVM・PERT・WBSはプロジェクト管理の道具。PPMは製品への資源配分、コアコンピタンスは他社がまねできない中核能力。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

ビジネスアーキテクチャ びじねすあーきてくちゃ

ビジネス戦略に必要な業務プロセスや情報の流れを体系化したもの。
⚠ アプリケーションアーキテクチャの説明にも「業務プロセス」が出てくる。体系化する対象が業務そのものならビジネス。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

ビジネスプロセス びじねすぷろせす

企業が目的を達成するための一連の業務活動。日常業務に加えて、意思決定や戦略計画の活動も含む。
⚠ 全社業務モデルでは日常業務だけに絞らない点がひっかけになる。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

ビッグデータ Big Data

量が膨大で、種類が多く、発生が速いため、従来の方法では扱いにくいデータの集まり。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

プライベートクラウド ぷらいべーとくらうど

特定の1組織が専用で使うクラウド環境。
⚠ 汎用で共有するのはパブリッククラウド。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

プロトタイピング Prototyping(ぷろとたいぴんぐ)

開発の初期に試作品(画面など)を作り、利用者に確認してもらいながら進める開発手法。
⚠ 開発者側の手法。利用者が自分でITを使うEUCとは別物。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

ベンチマーキング Benchmarking(べんちまーきんぐ)

最強の競合や先進企業と自社を比べ、差を把握して改善に生かす手法。
⚠ 「他社と比較」ならベンチマーキング。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

他社などの優れたやり方を基準にして比べ、自社の改善に生かす手法。
⚠ ITポートフォリオの問題でダミーとして出る。カテゴリ分けや資源配分はしない。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

ホスティングサービス ほすてぃんぐさーびす

事業者が用意したサーバの利用権を利用者に貸し出すサービス。
⚠ ハウジングとの違いは、サーバが事業者のものであること(持ち込まない)。
クラウドとネット経由で使うサービスの形態

マーケットバスケット分析 Market Basket Analysis

POSデータなどから、一緒に買われやすい商品の組合せを見つけるデータマイニングの手法。
⚠ ABC分析は売上順のランク分け、コンジョイント分析は顧客が重視する属性の組合せを測る手法。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

リテールサポート りてーるさぽーと

卸売業やメーカが小売店の経営を支援し、自社との取引拡大につなげる取り組み。
⚠ ERP・SFAの定義問題で誤りの選択肢として出る。「小売店を支援」ならこれ。
企業全体をつなぐ業務システム(ERP・SCM・SFA)

ワークフロー Workflow

稟議や決裁などの定型的な社内手続を電子化し、確実かつ迅速に回す仕組み。
⚠ BIの選択肢でひっかけとして出る。データ分析はしない。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

ワークフローシステム わーくふろーしすてむ

申請から承認・決裁までの事務手続を電子化し、処理を速くする仕組み。
⚠ 取引先とのデータ交換はEDI、顧客向けのサービスはCRMの話。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

学習と成長の視点 がくしゅうとせいちょうのしてん

人材の育成や組織の能力向上に関する目標と指標を置くBSCの視点。
⚠ 研修時間・人材育成数はここ。製造期間短縮は内部ビジネスプロセス。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

機械学習 きかいがくしゅう(Machine Learning)

蓄積したデータからコンピュータが規則を自ら学び、判断や予測を行う技術。
⚠ 人が決めた手順で情報を表示したり転送したりするだけのシステムは機械学習ではない。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

業務の論理モデル ぎょうむのろんりもでる

経営目標の達成に必要な業務機能を定義・体系化した、あるべき姿のモデル。
⚠ 物理モデルや現状分析は「現状の業務機能」を分析したもの。「現状」とあれば論理モデルではない。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

業務モデル ぎょうむもでる

企業の主要な活動分野ごとに本来あるべき業務機能を明確にし、全体業務と情報の関連を整理したもの。
⚠ システムの機能を表す論理モデルや、システムを決めた後に業務を当てはめたものではない。業務が先、システムは後。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

計画工程・準備工程・活用工程 けいかくこうてい・じゅんびこうてい・かつようこうてい

ITアウトソーシングを、委託先決定まで/利用開始まで/利用開始後の3段階に分けたもの。
⚠ テストや移行計画は準備工程、実績報告と改善は活用工程。「利用開始の前か後か」で見分ける。
外部委託(アウトソーシング)の使い方とリスク

顧客ロイヤルティ こきゃくロイヤルティ

顧客がその企業や商品を信頼し、使い続けたり人に勧めたりする度合い。
⚠ 顧客満足は「気に入った」段階、ロイヤルティは「使い続ける」段階。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

構造化データ こうぞうかデータ

表の行と列のように、決まった形式に整理されたデータ。
⚠ 非構造化データは文章・画像・音声など形式が決まっていないデータ。
データ分析・AI活用と新しいIT活用

事後評価 じごひょうか

プロジェクト完了後に、設定した効果目標が達成されたかを実績で検証する評価。
⚠ 中間評価と混同しやすい。「完了後」「達成状況」なら事後評価。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

事前評価 じぜんひょうか

投資目的にもとづいて効果目標を設定し、実施するかどうかの判断材料を上位マネジメントに渡す評価。
⚠ 中間評価=計画と実績の差異分析、事後評価=効果目標の達成状況の評価。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

情報リテラシ じょうほうりてらし

業務に必要なデータを収集・加工・発信するために、コンピュータやネットワークを有効に使う能力。
⚠ プログラミング能力・簿記・タイピング速度は情報リテラシの本質ではない。
業務プロセスの見直しと改善の進め方

戦略マネジメント(IT投資) せんりゃくマネジメント

全社の評価方法やポートフォリオの選択基準を決め、全社IT投資テーマを起案する、企業レベル最適化のマネジメント。
⚠ 個別プロジェクトマネジメントは、1つのプロジェクトの計画・進捗・事後検証を扱う。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

戦略的投資 せんりゃくてきとうし

ビジネスの創出や競争優位の確立を目的とするIT投資で、新規事業のROIや市場シェアで測る。
⚠ 業務効率化(決算日数など)、情報活用(ナレッジ共有)、IT基盤(障害件数)と目的が違う。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

全体最適化 ぜんたいさいてきか

部署ごとの部分最適ではなく、会社全体として重複や無駄のない業務とシステムを目指すこと。
⚠ 部分最適(部署単位でだけ良くすること)の反対。
エンタープライズアーキテクチャと業務モデル

中間評価 ちゅうかんひょうか

実施中に計画と実績の差異と原因を分析し、投資額や目標を変えるかどうか判断する評価。
⚠ 事後評価は完了後に目標の達成状況を見る。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

内部ビジネスプロセスの視点 ないぶビジネスプロセスのしてん

業務の生産性・速さ・質を高める目標と指標を置くBSCの視点。
⚠ 「顧客提案数」のように顧客という語が入っても、社内活動の量なら内部ビジネスプロセス。
IT投資の管理と業績評価(BSC)

非構造化データ ひこうぞうかデータ

SNSの口コミや画像・音声など、決まった形式を持たないデータ。
⚠ 住所表記の統一や匿名化は、構造化済みのデータを扱う処理で、非構造化データの加工ではない。
データ分析・AI活用と新しいIT活用